水族館や動物園で活躍するオゾン技術

By | 2016年1月8日

水族館はお客さんとして遊びに行くだけならいいのですが、少し冷静に考えると、あの維持管理はとても大変だと思います。海洋水族館は海の近くにあることが多いので、絶えず海水を汲み上げて水槽の水を取り替えて魚を飼っているものと思っていましたが、海から入れた水を循環させ、砂でろ過して再利用しているのがスタンダードだと聞きました。海の生物も海とは切り離されて飼われているのですね。

もちろん、使っているうちに水が汚れてきたり、減ったりしますから、そのときは海水の補給が必要ですが、最近では近くの海の水の汚れが目立ち、遠くまで行かないと良質な水が得られないそうです。そのための採水コストも高く、海水1㎥あたり4,000〜8,000円はかかるそうです。

海水浄化の問題点

最近の水族館や動物園では魚やイルカなどの海獣類の飼育に「オゾン海水浄化システム」が採用されるようになってきました。遊泳プール、公衆浴場、さらには下水処理の再利用など、オゾンは水の浄化に抜群の威力を発揮し、水を透明にするばかりではなく、微生物などを殺菌する力も大きいことがここでも評価されているのです。

水道水やプール水のような淡水とは異なって、オゾンで海水を処理する場合は、海水に含まれている臭素イオンがオゾンと反応して臭素酸化物をつくることに注目する必要があります。臭素酸化物には塩素と同じ消毒効果があります。

この物質は水にいつまでも残りますから魚にとっては有害です。したがって、水族館でオゾンによって海水の浄化を行うには、この臭素酸化物の生成の問題を解決することが必要でした。

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